普段から取扱いに注意する
アンティーク家具は自然素材が使用されており、天然塗料が塗られていることが多いです。そのため、強度のある塗装剤が塗られている現代の家具よりもデリケートで、傷つきやすいといえます。水にも弱いため、普段から取扱いに注意する必要があるのです。濡れたコップやお皿をそのままアンティークテーブルの上に置くと、染みになるかもしれません。そのため、マットやコースターなどを活用して染みや汚れを予防しましょう。万が一水が付いた時には、柔らかい布でやさしく乾拭きしてください。
ワックスを使って手入れする
染みや傷などを防ぎたい場合は、ワックスを使ってお手入れしましょう。そうすることで表面の強度が高まって、染みや傷が目立ちにくくなります。使用するワックスについては、アンティーク家具を購入したお店で質問するのがおすすめです。ワックスを使う時には、スポンジや柔らかい布に付けて少しずつ塗っていきます。一気に塗ろうとするとムラになる可能性が高いため、注意しましょう。溝や彫刻部分にも、ハケなどを使って満遍なく塗ることが大切です。家具全体に塗ることができたら、およそ30分間放置して乾かします。乾いたら、さらに2~3回同じ作業を繰り返して艶を出しましょう。
傷ができたらどうする?
アンティーク家具に傷ができてしまったら、修復用のペンやニスなどでさりげなく隠しましょう。ペンを使う場合は、家具の色に近い色を選ぶ必要があります。自分で直せないほどの大きな傷が付いた場合は、専門店に相談しましょう。
使えば使う程、味が出てくるアンティーク家具。持ち主達の歴史と愛着が宿っています。あなたも一つ手に入れて、お部屋の雰囲気を変えてみませんか。